サヨナラ。2009/10/04 21:30

かりんちゃん。

かりんが逝きました。
十一歳。

ここ一カ月ばかり食欲が無くなって水も飲めなくなって、
近所の動物病院に連れて行ったら原因不明。
ただ、脱水症状がひどいから点滴を受けて。

その病院がお休みで、生前えるを診てもらっていた病院へ行ったら
お腹に腫瘍ができていて、腸を塞いでいると言われました。

悪性の可能性が極めて高くて、
手術をしないと余命いくばくもないと言われました。

ただ、手術をしても現時点での衰弱が激しいから
その手術が原因で亡くなるかもしれないと。
手術を乗り切れば、寿命が延びるかもしれないと。

えるの時、少しでも可能性があるのなら、と延命治療を施して、
本猫は行きたくも無いだろう病院に毎日連れて行って、
東大の獣医学部にまで行って、
大量の点滴を打ってもらって。
その結果得たのは、たった一カ月の延命。
苦しませる為だけの、一カ月でした。

えるの事は、かなりショックで、後悔して、今でも割りきれなくて。
きっと次に逝くだろうてんまの時は、
何があっても延命治療はしない方針でと春夏さんと決めて。
先に逝ったのはかりんだったけれど。

今回は、悩める時間が殆ど無かったのもあるけれど、
やはりえるの事が頭から離れなくて、延命治療は断りました。
できるだけ痛くない様、苦しくない様に済むように。

えるとかりんでは癌の種類が違う。
もしかしたら助かったかもしれない。
でも、また苦しませる結果になってしまったらと考えると、
延命はお願いできませんでした。

運動会から帰ったら、かりんは洗面所で冷たくなっていました。
涼む時、珍獣ポンポコから避難する時に良く居る場所でした。

悲しい事は悲しいし、寂しいのも確かで。
しかし後悔はしてません。
えるほど苦しませずに済んだ。

最期を看取れなかったのも、個人的には良かったと思っています。
きっと死ぬ瞬間を見たら耐えられなかった。

ポンポコがいる手前、あまりメソメソしていると
”死”がまだわからないポンポコもナーバスになってしまうので。
子育ては前向きに。

かりんは兎に角鳴けば何とでもなると言う考えの持ち主で我儘で。
神経図太そうだから20年ぐらい生きて猫又になるんじゃないかとか、
死ぬまで鳴いてそうとか、そんなイメージだったのだけれど。
その通りにならないのなんて当たり前。

かりんちゃん、お疲れ様でした!

コメント

_ angirasus ― 2009/10/06 21:00

それは悲しい出来事でしたね
また
 仲間の猫たちはかりんちゃんの最後をどんなふうに看取ったのでしょね
では最後にかりんちゃんが天国にいけますようお祈りしますね

_ 夏冬 ― 2009/10/07 06:50

ありがとうございます。
他の猫・・・帰宅後、見た感じは普段通りでした・・・。
動物界に於いては死んだら”そこまで”なんでしょうね。
あとは土に還るだけ。

_ 嵐田風花 ― 2009/10/10 14:36

暫く遊びにこないでいたらビックリ。5月に逝っちゃった義弟んちの婆猫(享年16才)思い出してしまいました。
かりんちゃん11才だったんだ。ふうより若かったのね・・・。うちのふう(昔たび助とにせ親子してた三毛縞)12才、ちいは11才です。どう頑張ったって猫の方が先に逝っちゃうのよねぇ・・・私も数年後には同じ体験するんだなー・・・。
かりんちゃん、虹の橋うまく渡れたかなぁ?

_ 夏冬 ― 2009/10/11 00:47

ご無沙汰してま~ス。

私もびっくりです。
具合が悪くなってから、亡くなるまでが短かったので
実は今でも何故かりんの鳴き声が聞こえないのだろうと思う時が・・・。
ただ、腹を括れた分、冷静に受け止めている部分もありまして。
まあ複雑は複雑です。

虹の橋・・・彼女の場合、鳴いて鳴いて鳴きまくって
ゴリ押しで通ったのではないかと(苦笑い)

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